「こんな雑草だらけの庭はもう嫌」「草取りの無限ループから解放されたい」
そんな思いから、昨年の晩秋ごろから草花について調べるようになり今年で2年。
無理のない程度に少しずつ草花を増やして雑草が生えない範囲を減らしつつ、手入れが追いつかない場所にはネットで得た情報を頼りにマルチングをする日々。
とはいえ、やっぱり長年放置されていた庭には問題点が山積み。
真夏を前に、庭づくり計画がまたもや行き詰まってしまいました。
息抜きも兼ねて、今回は庭づくりをする上で抱えている現在の悩みや問題点、そして“今後どんな庭にしていきたいのか”?という、目指していきたい方向性なんかもぼやいていきたいと思います。
同じく古民家などで荒れ果てた庭を開拓しようとしている方にとっては、もしかすると共感してもらえる内容になっているかもしれません。
“荒れ果てた庭で悩んでいるのは自分だけじゃない”と、少しでも息抜きの時間になれれば幸いです。
荒れ果てた庭の悩み|厄介な雑草があまりにも多すぎる
- カタバミ
- ノビル
- ドクダミ
- ガガイモ
- ヤマノイモ
- マルバルコウソウ
- ヤブマメ
- クズ
- どこからともなく飛んできたアイビー(ヘデラ)
ざっと思いつくだけでもこんなに。
あっ、もちろんスギナも生えていますよ。
これに加えてさらに、名前のわからないツタ性の雑草があちこちにはびこっていたり、種が飛んできたと思われるシュロの木が幼木も含めて数本生えていました。
それらは昨年と今年、水仙の花が咲いていた頃までに必死で駆除したので今はありません。
今年はもうガーデニングを進めることは諦めて、ツタ性・ツル性の雑草を殲滅させることに専念することにしたのですが・・・
もうツタ雑草・ツル雑草、そしてカタバミとドクダミには心底うんざり。
正直これらに比べれば他の雑草なんて大したことないんじゃないかと思うくらいです。(スギナやノビルもかなりアレだけど・・・)
ただのツタ雑草だけでなく、おそらくお隣さんから侵入してきたと思われるアイビーも3種類くらい生えているのですが、野生化したアイビーはとにかく厄介です。
これはアイビーに限らずツタ植物すべてに共通することですが、
- コンクリートや木に根を張って登る
- 引っ張って除去するとブチブチと細かくちぎれるので手間がかかることがある
- 根が張っていた場所に細かい穴が無数に残る。集合体恐怖症の大敵
- 何度引きちぎろうと少しでも根っこが残っていれば必ず復活して元通り
- 頑丈で深い根っこは抜き取るのに大変な労力を強いられる
おかげで、おしゃれ植物の代表格のようなアイビーに対しても嫌な印象を持ってしまいました。
ドクダミは使い道が多い|とはいえ・・・
ドクダミが生えていない範囲が庭にほとんどない、というほど庭中にはびこっています。
踏んでもちぎっても抜いても何をしてもにおう、あの独特のドクダミ臭・・・。
地下茎と種でどこまででも増えるし、繁殖力とスピードも半端ではないし本当に厄介です。
とはいえ、
ドクダミは虫除けとしてマルチングにも使える(らしい)し、虫除けスプレーにもできる(らしい)し、お茶にもできるし化粧水まで作れてしまう、実は何かと万能な薬草と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際、私の同居人が以前ドクダミ化粧水を作っていて、今年も久しぶりにクサイクサイと言いながら作っていました。
せっかくなので完成したら私も使ってみようと思います。
とはいえ。
・・・とはいえ、ですよ。
そんなにいっぱいいらないんです。今生えている量の10分の1くらいで十分。
ドクダミが生えていると風通しも悪くなるし、何よりも刈り取ったあとの強烈な匂いがどうも苦手。秋〜冬に地下茎をできる限り除去して、取り切れなかった分には除草剤を根気強くかけて枯らしてしまうつもりでいます。
本当はもう除草剤は使いたくないんですけどね・・・。
減らしたあとの制御方法も考え中です。どうにか繁殖を抑える方法はないものでしょうか・・・。
大きなプランターに植えて、絶対に種をつけさせないように気をつけるとか・・・?
荒れ果てた庭の問題点|やっぱり土壌改良が必要
実は今まで土壌改良というと畑部分くらいにしかまともにやってなくて、他はとりあえず市販の草花培養土などをそのまま混ぜたりして花を植えていました。
一応、”土壌改良にも使える”とか書かれている培養土を使ってはいたのですが・・・
やっぱりそれだけじゃだめなんだなと最近気づき始めました。
すぐに土がカチコチになるし、
どんなに強いと評判の植物も一部(ヒメイワダレソウなど)を除いてなーんかうまく育たないし。
ついには今年の梅雨、一箇所でうどんこ病とさび病が大流行してしまい大変な目に遭いました。
特に、昨年球根を植え付けたばかりのオキザリスの被害が大きくて。
急遽鉢上げして、何度も切り戻しをしてようやく落ち着いてきたところです。
そのすぐ近くには有機石灰や腐葉土などを混ぜて、ちょっとだけ手を加えてから苗を植え付けていた場所が隣接していたものの、そっちには全然病気がうつらなかったのです。
それからというもの、土壌改良について考えるようになりました。
秋に植え替え時期を迎える品種が多いので、秋になったら一旦すべて鉢上げしてしっかり土壌改良しようと計画中です。
そのため、今現在はガーデニング作業を草取り以外すべてストップし、庭づくりは一旦休止しています。
今年は我慢の年になりそう
とりあえず今年一年でツル系雑草とツタ系雑草だけでも庭から殲滅したいので、見つけ次第抜き取るなどして必死で頑張っています。とにかく種だけはもうつけさせたくない。
暑くても蚊にたかられてもひたすら我慢。
植えたい植物がたくさんありましたが、それらも全部我慢。
今年はダイソーで買った花の種の成長を見守ることと、
西洋朝顔「ヘブンリーブルー」の種をプランターにまいて、グリーンカーテンにチャレンジしたり。
それだけで我慢。
我慢して我慢して、秋に一気に土壌改良して・・・それから植えたい植物を植えていく!予定!
いろいろ植えてみたい欲求を抑えるために、今現在は花や木について調べまくっています。
今後目指していきたい庭の方向性
- ナチュラルガーデンに寄りつつ自分や同居人好みの庭
- オルトランなどの殺虫系農薬はなるべく庭に使わない(使うとしても鉢植えだけ)
- カマキリやテントウムシ、アマガエル、ニホントカゲが庭にいるのでこれから先も住んでもらいたい=適度に虫とうまく付き合っていきたい
カメムシ・イラガ・チャドクガだけは絶対に許さない- アゲハ蝶・モンシロチョウ・モンキチョウ・シジミチョウの仲間が好きなので、彼ら(彼女たち)を庭に呼びたい
- 蝶々が好きな花を適度に取り入れてバタフライガーデンを目指していく(蝶々の天敵が増えすぎないようにバランスも考えていけたらベスト)
- できればメジロやスズメのような小鳥も庭に遊びに来てほしい
- 宿根草・多年草をシーズンごとに増やしていく
- コントロールしやすいグランドカバープランツを増やしていく
- コンパニオンプランツやハーブを増やしたい
今現在考えているのはとりあえずこんな感じです。
アゲハの幼虫を育ててからというもの、虫にほんのちょっっっっっっっとだけですけど興味がわいて。
蝶々を呼ぶ庭づくりをバタフライガーデンと言うそうですが、バタフライガーデンを目指そうと思い始めました。
でも蝶々を呼びすぎるとたぶん今度は蝶々の天敵が増えすぎてしまうと思うので、それはできれば避けたい・・・。
また、益虫系のカマキリ、テントウムシ、トカゲ、アマガエルには庭にいてほしいなと思うようになったんですよね。
カマキリやテントウムシに居着いてもらおうとすると隠れ家になる場所が必要のようなので、そういった場所も庭に用意してあげたいです。
アマガエルなんて、近辺にオタマジャクシが生まれるような場所なんてないのになぜか毎年この時期になったらどこからかやってきます。
草原なら他にもあるのに、遠出してまでわざわざうちに住みに来てくれるなんてちょっと嬉しいです。
そしてもう一つ計画していることがありまして、これはまた別の記事でお話するつもりなのですが、真っ先に植えたグランドカバープランツである“ヒメイワダレソウ”は今年で抜き取ってしまおうと考えています。
増えすぎていよいよ困ったのか?と思われそうですがそうではなくて、むしろ助かっているし小花も可愛くて気に入っているくらいなのですが。
これには深いワケがあるので、詳しくは別の記事でお話します。
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