虫が苦手なのに、ひょんなことからナミアゲハの幼虫を育てることになった私です。
今日ついにすべてのナミアゲハが羽化して蝶々になり、全員無事に旅立っていきました。
今はほんの少しの寂しさと、“羽化まで見守り、無事に自然へ帰す”という責任を果たせたことによる達成感で心が満たされています。
結論から申しますと、あんなに苦手だったアオムシ(ナミアゲハの幼虫)が今では可愛く思えてきました。
さて今回は、ナミアゲハの幼虫を飼育するにあたって餌の調達をご紹介していきます。
▼この今回の記事でお伝えすること
- ナミアゲハの幼虫飼育のために用意したもの
- 餌の調達方法
- 気をつけたポイント
ナミアゲハどころか虫を育てること自体初めてでしたが、無事に13匹全員羽化しました。
お世話自体はとても簡単で興味さえあれば誰でも簡単にできます!
小さな虫も生きていることを改めて実感し、生命の尊さをひしひしと感じました。
お子様の自由研究にももってこいだと思います。
興味があるという方はぜひ参考にしてみてください。
ナミアゲハの幼虫飼育のために用意したもの
- 餌用山椒の葉
- 虫用プラスチック製飼育ケース
- 生け花用吸水スポンジ
- 小さめのビン
- アルミホイル
- キッチンペーパーまたはティッシュ
- 割り箸
- ダンボール箱・洗濯ネット・養生テープ
今回はこのうち、最も重要かつ絶対に必要であるナミアゲハの餌を用意した方法についてご紹介します。
最も重要で必要不可欠:ナミアゲハの幼虫の餌
ナミアゲハの幼虫はミカン科・柑橘系の葉が餌になります。
みかんのほか、山椒・レモン・ゆずなどが代表的です。
この時、できればその幼虫が生まれた時と同じ植物の餌を用意した方が食いつきが良いなどの点から安心できるそうで、私の場合は山椒の木で生まれた幼虫を育てるので山椒の葉を餌として用意していました。
自宅で餌を用意してあげられない場合:餌の調達方法
どこかから調達しなければなりません。
私の場合、合計13匹を育てるために用意した山椒の葉は全部で約550枚。
しなびたりなどで食べないこともありますし、成長段階にもよりますが1匹育てるのに50枚はあった方が安心です。
最も手頃で確実な方法は、
- 無農薬でミカン科の木を育てている人にお願いして葉っぱを貰う
- メルカリなどフリマアプリに出品されているものを購入する
私はお願いできる人がいなかったため、メルカリで100枚〜150枚1,000円程度の山椒の葉を購入していました。
出品者さんの評価はもちろん地域も確認して、できるだけ近くから発送されるものを選ぶのがおすすめです。
ここで最も注意すべきなのが、必ず農薬が使用されていないものを用意することです。
スーパーで売られているものはほとんど農薬が使用されているそうですし、園芸店・ホームセンターで売られている苗木は高く付く上に農薬が使用されていることがあるそうです。
今回育てるにあたってさまざまな方の体験談や情報を読ませていただきましたが、農薬がかかっている葉を餌として与えるともがき苦しんで死んでしまいます・・・。
フリマアプリで購入する場合でも注意が必要です。
『無農薬』と書かれて出品されていても実際には農薬が使われていたために、アゲハの幼虫に与えると死んでしまったケースもあるようなので、『アゲハの幼虫用』と書かれているものを購入しましょう。
虫用プラスチック製飼育ケース
今回は13匹と数が多かったこともあり、1,500円程度で大きめサイズの飼育ケースをホームセンターで買いました。
餌が枝付きの葉である場合や、ビンなどで水に差しておく場合なども考えて、そこそこの大きさのものを用意しておくと管理が楽だったのでおすすめです。
ダイソーやセリアなどでも飼育ケースが売られていて、特に夏シーズンになると種類を多く見かけました。飼育する数など状況に応じて飼育ケースを選んでみてください。
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また、アゲハの幼虫はサナギになる前に安全な場所を求めてそこそこのスピードで動きまわります。
複数飼育する場合は別の容器に移してあげる必要があるので、小さい飼育ケースがあるととても便利です。
私はセリアで100円で購入した飼育ケースを活用していました。
100均で用意できるもの
- 生け花用吸水スポンジ…餌を長持ちさせるために使います
- 小さめのビン…吸水スポンジと合わせて使います
- アルミホイル…根本をくるみます
- キッチンペーパー…餌を冷蔵保存する時に、水で濡らしてアルミホイルを巻く前に水に濡らして枝などの根本に巻いてアルミホイルで包むと長持ちします
- 食料保存袋…ジップロックみたいなやつ。餌の冷蔵保存用に使います
- 割り箸…幼虫の避難用や羽化した時のつかまり棒として用意します
- 洗濯ネット…サナギになる幼虫の脱走防止としてダンボールと組み合わせて蓋代わりに使います
それぞれの詳しい使用方法などは別の記事でご紹介します。
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