今回の記事では、同居猫同士の喧嘩(ただのじゃれ合いや取っ組み合いではなくガチ喧嘩)が毎日起こっていた状態から仲直りするまで行っていた対処法をご紹介していきます。
同居猫同士が喧嘩をするようになってしまった時、とにかく手当たり次第に試しました。
結論、最も効果があった対処法は以下の3つ。
- 猫が落ち着いて寝られる場所や移動スペースを増やしたこと
- 甘やかすこと
- 猫2匹を物理的に離すのを繰り返したこと
同居猫たちが喧嘩した時、効果がある対処法の具体例を知りたい方は、参考にしてみてください。
この記事はこんな方へ向けて記事を書きました
- うちの同居猫が喧嘩を始めて悩んでる。なんとかしたい
- 一度喧嘩してしまったら猫は元通りにはならないの?
- 今はまだ喧嘩してないけどいつか喧嘩したらどう対処したらいいの?
同居猫同士の喧嘩は収まる可能性あり
もう同じ部屋にいさせるのは無理かと半ば諦めながらも、約2ヶ月間奮闘。
結果、週に1回くらいは同じこたつで寝ているくらい落ち着いてくれました。
ちなみに数年経った現在では、この時ほどの喧嘩をすることはなくなり、ほどよい距離感を保ってくれています。
ちょっとした猫パンチとかはありますが・・・。
この時はとにかく初めての喧嘩で何をどうすればいいかわからないし、猫たちを完全に分けられる部屋もない。
起きてしまった猫同士の喧嘩をなんとかできないかと、とにかく思いついたことは全部試しました。
細かく対処法を行っていたので、順番に解説していきます。
同居猫2匹の喧嘩|対処法①猫が落ち着いて寝られる場所・移動スペースを増やす
猫が寝られる場所や移動スペースを増やすための具体的な手段として私が活用したのは、主にこの3つです。
- キャットタワー(キャットツリー)を置く
- 猫のくつろぎスペースを増やす
- こたつを置く
キャットタワー(キャットツリー)
キャットタワーは、猫にとってアスレチック遊具のような役割を果たします。
猫が登って遊べるだけでなく、メリットは多いです。
- 猫の気分転換・ストレス解消になる
- 猫の軽い運動に繋がる
- DIYをしなくても手軽に猫のための段差を用意できる
- 猫のテリトリーが簡単に増やせる
- 多頭飼いのお家には特に便利でおすすめ
私は同居猫が喧嘩をするようになったことがきっかけで初めてキャットタワーを購入したのですが、猫たちの反応はかなり良かったです。
部屋の中に変化があると興味を持ってくれますし、新しく登れる場所ができたことで嬉しそうでした。
私がこの時購入したのはこちら。
数年経った今でもお昼寝やひなたぼっこに使ってくれています。
我が家の場合・・・
初めて買うキャットタワーで勝手がわからなかったこともあって、比較的コンパクトな据え置きタイプのものを購入しました。しかし結果的にはもう少し大きなものでも良かったかなと思っています。
ハンモックで寝ている姿や小さな階段を使っている姿が見たくて、ハンモック付き・階段付きにこだわって選びました。しかし、我が家の猫たちはお気に召さなかった様子。
ハンモックも階段も全く使ってくれません。
また、我が家には体の大きな猫がいて、その子がベッド部分に乗っていたら折れてしまいました・・・。購入する時は想定よりもしっかりしたものを選ぶことをおすすめします。
やはり試してみないことにはわからないなと思ったので、初めて買う場合は買い替えやすいように選ぶといいかもしれないですね。
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猫のくつろぎスペースを増やす
具体的には、猫用ベッドやクッション・布団などを使って、猫が眠れる場所や日なたぼっこできる場所を増やしました。
気分転換はもちろんのこと、猫が各自好きな場所で、一人になれる時間を作れる環境を用意して少しでもストレスを減らすためです。
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キャットタワー同様、やはり新しく寝られる場所が増えると嬉しいようです。
喧嘩している2匹はもちろん、すぐにみんな使ってくれていました。
こたつ・キャットハウス
こたつ・キャットハウスなど、猫が入って眠れるようなアイテムが我が家では効果大。
当時自宅にあったこたつをセットして部屋に置いてみたのですが、やはりこたつは猫たちに大人気です。もはや人間が入るスペースなんて微塵もありません。
猫にとっては少しだけ閉鎖されたような狭い空間が落ち着くのかもしれません。
毎日喧嘩していて気が立っていた2匹も、こたつに入っている間は落ち着いていました。
我が家の場合はこたつの電源を入れなくても薄手の布団をセットするだけでも効果があったほどです。
「こたつを置くスペースがない」などの事情でこたつは買えないという場合は、キャットハウスや猫用こたつがコンパクトでおすすめ。
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その他同居猫の喧嘩対処法
- おやつなど好物を多めにあげること
- 喧嘩している2匹を物理的に離すこと
- 2匹とも可愛がりまくること
順番に具体例を紹介していきます。
好きなおやつを多めにあげる
同居猫同士の喧嘩が毎日起こっている間は猫が好きなおやつなど、普段よりも多めにあげます。
一気に一日分をあげると飽きてしまう子もいるし栄養バランスも心配なので、ひとつまみとか少量ずつあげるのがポイント。
とはいえ、本当に機嫌が悪い時はなかなか食べてくれないことも多いので、特に喜ぶような大好物を用意してあげる必要があります。
とはいえ、
「おやつは猫の体に悪そうで心配」「好物を探し回って買いに行くのは大変」
やはり不安がありますし、何度も買いに行くとなるとかなり不便ですよね。
実際私も猫用のおやつを購入する時は、自分のおやつを買う時よりもかなり慎重に選ぶようにしていますし、通販サイトを活用しています。
我が家ではCIAO(チャオ)ちゅ〜る や、銀のスプーン三ツ星グルメ などが定番人気。
それでもなかなか機嫌が直らない・・・!
という時など、いざという時にあげるのはモグリッチ という猫用おやつです。
「塩分控えめ」「調味料不使用」「グレインフリー」など猫の健康に配慮されているので安心ですし、値段も1本あたり70円程度と経済的。
私は必要な時に購入していますが、定期購入可能なのも嬉しいポイント。
Amazon でも購入できますが、公式サイトで初回購入すると割引が適用されます。お得なのでチェックしてみてください。
喧嘩が始まったら2匹を物理的に離す
最優先で行っていた対処法が、バカ殿モノマネグランプリ決勝戦(威嚇)が始まったらすぐに(もしくは始まる前に素早く)2匹を物理的に離すことです。
最初こそ人間の私もパニックでしたが何度も毎日のように繰り返されたら少し慣れてきて、喧嘩が始まりそうになったら雰囲気でわかります。
そこで少しでも危なくなったら、喧嘩が始まる前に猫2匹を離していました。
※我が家の場合は複数の部屋を猫たちが自由に行き来できる環境なので、抱っこが好きなB猫を部屋から連れ出し、普段は開けっ放しにしている扉を閉めていました。
危ない雰囲気はというと例えば、
- 2匹がお互いの目を見つめ合っている(最も危険)
- または目が合いそうになった時
- どちらかが相手を見つけた時
- 白黒猫が三毛猫を見つけて狙い始めた時
といった時です。
こんな時は、威嚇する暇もないくらいのすばやさでどちらかを連れ出して部屋の扉を閉めます。
その理由は以下の3つ。
- 威嚇の段階で止めておくと2匹が落ち着くまでの時間が早い
- 取っ組み合い・追いかけ合いが始まると止めるのが大変
- 2匹はもちろん人間も怪我をする危険性がある
取っ組み合いが始まってしまうと喧嘩を止めるのは本当に大変です。
2匹とも正気ではなくなっているので、普通に止めようとしてもまず落ち着くことはありません。
しかしこの方法を続けているうちに、A猫はB猫に対してだんだん怒らなくなっていきました。
そしてB猫も、「自分は守ってもらえている」ということに気がついたようです。
部屋から連れ出しても怒らなくなったし、連れ出した後は私と一緒に部屋の様子をうかがっていました。
猫が落ち着くまで何時間でもなだめ続ける
とにかくなだめ続けます。
我が家の場合、喧嘩のきっかけがA猫だったからかA猫が異常に興奮していました。
一旦怒り始めると落ち着くまで数時間かかりました。
B猫はというと、最初は自分ばかり部屋から連れ出されることに対してかなり不満そうでした。
抱っこした時に私の手を八つ裂きにすることも何度かありましたが、続けているうちに抱っこすると落ち着くようになりました。
A猫が落ち着いて寝たら、様子をうかがいつつB猫をこっそりと部屋に連れ戻すことをとにかく繰り返します。
みんなまとめてこれでもかってくらい可愛がる
目の前でとんでもない喧嘩を繰り返されると、どうしてもストレスで気が滅入ります。
しかし一番ストレスが溜まっているのは、当然ながら喧嘩している2匹と他の猫達です。
なので、喧嘩している2匹の猫のことはもちろん、他の猫のことも普段の5倍くらい可愛がるようにしています。
猫にストレスを溜めさせないためと、声と雰囲気で落ち着かせることで空気が変わり落ち着くことがあるからです。
【まとめ】多頭飼い|同居猫の喧嘩を仲裁するための私が実践した対処法
- 威嚇が始まった時点で喧嘩を止める
- 諦めずに喧嘩させないようにする
- 目と顔を合わさせない
- 2匹とも平等になだめて常に目を離さない
- ↑ができない時は最初から部屋を分ける
- 猫を気分転換させる
- 安心して寝られる場所を作る
- こたつを置いた
とにかく喧嘩をさせないこと。
完全に部屋を分けてしまわずに、1日に1回は同じ部屋に戻すこと。
でも絶対無理はしない。
この3つを中心に気を配りました。
気分転換させるための、猫が安心して寝られる場所に関してはこたつが最強だったと思っています。
今回はこのあたりで終わりにしたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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