いきなりですが、私は虫が苦手です。
家でゴ○ブリが出ればその日は不安で眠れなくなります。
蝶々が飛んできても怯えていたくらいでしたが、草むしりや簡単なガーデニングもするようになったので虫を見ることも以前に比べて格段に増えたおかげで、さすがにそれはなくなりました。
が、
未だに小さい蛾が飛んでくるだけでも軽い恐怖を感じ、俊敏な動きをして避けて逃げます。
特にカメムシなどの害虫は、どれも見た目から気持ち悪いので同居人に対処してもらっています…。
今回は、そんな私がナミアゲハの幼虫を育てることになった経緯をお話ししていきます。
結論から申しますと、蝶々が好きで情が移りやすい方がミカン科の植物を育てる時はご注意ください…
虫が苦手なのにどうしてナミアゲハの幼虫を育てることになったのか
実は昨年から山椒の木を育てています。
ここで察しのいい方やアゲハ蝶に詳しい方はわかったと思いますが、そうです。ナミアゲハの幼虫の食草はミカン科で、山椒もその一つ。
ひとまずこのまま話を続けます。
昨年、庭で山椒が発芽しているのをちらほらと見かけるようになりました。
おそらくですが、昔祖母が育てていた山椒の木からこぼれ落ちた種が、今ごろになって芽を出したのではという結論に至っています。
大きくなりすぎないように鉢上げして、軽い気持ちで育て始めた山椒。
昨年は小さいままだったのが今年一気に成長し、大きくなってきたね〜と話していた5月半ばごろ…
ナミアゲハの幼虫が3匹ついていることに気がつきました。
この時私はのんきに写真を撮ったり遠巻きに観察していましたが、このあと軽く後悔することになります…
ナミアゲハの幼虫を見つけてから3日後
ナミアゲハの幼虫が7匹いることに気がつきました。
増えています。
我が家の山椒の木はまだ100センチ未満程度です。
虫のことなどさっぱりわからない私でも、ふと思いました。
いやいや、この大きさの木に対して7匹はまずいのでは…?エサ足りるの…?と。
その頃、緑色になった2匹の幼虫(終齢幼虫)が何やら謎のポーズをしていました。
調べたところ、どうやら直射日光が当たって暑い時のポーズだそうです。
(右の子に至ってはポケモンのキャタピーにしか見えない…)
少しずつ大きくなっているナミアゲハの幼虫たちにわずかな愛着がわいてきていたのに、このままいけば確実に食糧不足で飢えてしまう…
どうしても心配になってしまいました。
そしてこの日、私はある決心をしたのです。
さらに2〜3日経過した6月1日
もうこれ以上卵を産みつけられないように、一旦家の中に山椒の木を入れました。
なぜかというとこんな状態だったからです。
見ての通り、もうほぼ葉っぱがありません。
終齢幼虫が3匹いることに気がついてからはもうみるみるうちに葉っぱが減っていきました。
隣の小さい方の葉っぱまで食べかけています。
ナミアゲハの幼虫はどうしたかというと…
虫用飼育ケースの中に…
この日初めて幼虫の数をきっちり数えましたが全部で13匹でした。
どう考えても産みすぎです。
今回のことで得た教訓
- ナミアゲハの幼虫の食草はミカン科で、特に好きなのが山椒・ミカンなど
- 他にはクロアゲハなどもミカン科が食草
- 育て始めたばかりでまだ小さい木なのにもかかわらずこの人気っぷり
アゲハ蝶が好きな方だったり、アゲハの幼虫の観察がしたい方は山椒の木を育てれば間違いないかもしれません。
ただ注意していただきたいのが、草丈100cm程度の育ちかけた小さな木では全然えさが足りないということです。
仮に3匹しかいなかったとしても、ギリギリ足りるか足りないかというところだったと思います。
そしてこの日から約1ヶ月間アゲハの幼虫たちの世話をすることになるのですが、今回はここまで。
次回はエサの調達方法や世話、サナギになるまでの成長過程などをまとめていきますので、そちらもぜひご覧ください。
コメント