私は昨年から花や庭づくりに興味を持ち、初めての冬を迎えました。
冬越しの方法についていろいろ調べてはいたものの、結局これといった対策はできませんでした。
しかし想定外の出来事が起こってしまいます。
それは、今年の冬(1月〜2月)は特別寒く、雪が何度も積もってしまったということ・・・。
我が家の冬の環境
- 連日−2〜3度続き。最低気温−5度
- 日当たりが悪い上に雪が多く、足首あたりまでは平気で積もる
- 雪が積もるとなかなか溶けない
- 近辺の路面凍結は当たり前
- 早朝は場所によって霜柱がたつ
今回は、そんな環境でも無事に冬越しできた花たちをご紹介します。
また、最後には冬越しできなかった花も紹介するのでそちらも参考にしてみてください。
過酷な環境でもほぼ対策なしで冬越しできた花紹介
まずはじめに、ここで言う対策なしの定義を簡単に説明させていただきます。
- 株元に腐葉土などを撒く根っこの凍結防止はしていない
- ビニール温室などは用意せず野ざらし状態で霜対策ゼロ
- 鉢植えの一部は軒下や棚に移動させたものもある
冬越しできた花①アジュガ・チョコレートチップ
まずはこちら、『アジュガ・チョコレートチップ』です。
アジュガ・チョコレートチップは昨年春に植え付けてからというもの、我が家の過酷な夏を乗り越えてくれました。そのうえ、見様見真似で行った株分けにも耐えてくれて、現在は2株に増えています。
当時の様子はこちらでもご紹介していますので、気になる方はぜひ。⇣
今度は過酷な冬も無事に乗り越えてくれました。
地植えで本当に何も対策していなかったのですが、雪が溶けて見に行くと多少しおれてはいたものの無事でした。
今では花芽もたくさんつけてくれています!
冬越しできた花②ベロニカ・オックスフォードブルー
冬越しできた花2つ目は『ベロニカ・オックスフォードブルー』!
こちらも先ほどのアジュガ・チョコレートチップと同じく、昨年の春に植え付けて以来過酷な夏も乗り越えてくれたとっても強い子です。
現在は花をいっぱい咲かせてくれています!
昨年よりも花の数も多くて、紫色に近い深い青色の花が本当に素敵です。
冬越しできた花③ワイルドストロベリー
強健なハーブとして有名な『ワイルドストロベリー』です。
地植えにして放置していましたが、雪が降らなくなった3月あたま頃から次々に新しい葉っぱが出て、今では早くも花が1つ咲いています!
こちらのワイルドストロベリーも、昨年の過酷な夏を越えてくれました。
先日、一旦鉢に移しましたが変わらず元気です。びっくりするほど根っこが育っていて驚きました。
困るほどよく増えると評判のワイルドストロベリーですが、我が家のワイルドストロベリーはランナーが出ません。
なんでも、一口にワイルドストロベリーといってもランナーが出る品種とランナーが出ず増えない品種があるそうです。
私が購入した園芸店では「ランナーが出てよく増えます」と書かれて売られていましたが…
結果としてランナーのラの字も出たことがないので、我が家のワイルドストロベリーはランナーが出ない品種なのかもしれません。
ただ、果実はそのまま生食できるくらい甘くて美味しかったです!
冬越しできた花④ノースポール(クリサンセマム)
昨年植えつけていたノースポールからこぼれ種で発芽したノースポールたち。
秋ごろからぽつぽつと発芽し始めていて、冬越しの対策ができなかったのが嘘のようにすくすくと成長しています。
花も少しずつ咲き始めました。
もともとこぼれ種で勝手に増えると聞いて植え付けたノースポールでしたが、どうやら噂は本当のようです!
今年はこぼれ種で発芽したノースポールをあちこちに植えて、来年はもっと増やそうと考えています。
冬越しできた花⑤ワスレナグサ
昨年種まきしたワスレナグサ。
昨年の秋にポットである程度育てたあと、地植えにして放置していましたがすくすくと育ってくれています。何度も雪に埋もれていましたが、いつ見ても元気そうでした。
まだ花芽はついていませんが、花が咲くのが楽しみです!
冬越しできた花⑥ヤグルマギク
ワスレナグサと同じく、昨年秋に種まきから育てている『矢車菊(ヤグルマギク)』です。
地植えで2か所に植えて放置していましたが、さすがに雪が積もったあとはへたり込んでいたものの、しばらくすると自立して復活している様子でした。
そろそろ花が咲き始めそうなので、楽しみです!
冬越しできた花⑦セダム(黄金丸葉万年草)
昨年の夏は、溶けながらもギリギリ乗り越えてくれた黄金丸葉万年草(セダム)。
弱るどころか冬の間に少しずつ成長して、ハナニラの下で広がってきました!
夏のときとは違い、軒下に近い場所だったのが良かったのかもしれません。
黄金丸葉万年草はセダムの中でもあまり増えない種類のようですが、冬の間も綺麗なグリーンで癒やされました。
冬越しできた花⑧宿根ネメシア・ミステリックブルー
昨年購入して挿し芽で増やしておいたネメシアですが、すくすくと成長しながら無事に冬越しできました!
冬の間も花が咲いていて、現在は蕾がいっぱいついています。
ちなみに本株のネメシアは昨年、夏の間に枯れてしまいました。
なので、今年も挿し芽で増やしておく予定です。
その他冬越しできた花
寄植えに利用していた、
- ビオラ・パンジー
- シロタエギク
- ワイヤープランツ
この3種はさすが強健な品種ということもあって、現在もすくすくと成長してくれています。
特にビオラ・パンジーは、春になってから一気に大きくなり花がたくさん咲き始めました。
他には、
- ディコンドラ(種まきから)
- 芝桜
- カレンデュラ・冬知らず
- イベリス
これらも問題なく冬越しできました!
冬越しできたハーブ『ローズマリー』
また、花ではありませんが昨年から地植えで育てている『ローズマリー』(我が家の品種は立性でマジョルカピンク)も問題なく冬越しできた一つです。
雪で一度倒れてしまいましたが、起こしてあげたあとに支柱で周囲を囲んでからは雪が積もっても倒れなくなりました。
現在も元気で、蕾もつき始めています!
ちなみにローズマリーは植え替え向きではないそうで、年々植え替えが厳しくなっていくそうです。
でも場所をどうしても変えたくなったため、育て始めてから1年目の昨年・秋に思い切って土ごと運ぶようにして植え替えましたが無事でした。
ちなみに昨年の夏時点では特別日当たりの良い場所に植えつけていましたが、問題なく夏越ししてくれたとっても頼もしい存在です。
対策ゼロでは冬越しできなかった花
冬の間に枯れてしまった花は、
- スイートアリッサム
- ガーデンシクラメン
この2種でした。
ガーデンシクラメンに至っては完全に枯れちゃっています。
アリッサムは、鉢植えだったので室内の暖房が効いていない部屋に取り込んだりもしたのですが、2月あたま頃からどんどん弱っていきました。
他の花は元気なのにアリッサムだけがだんだんしおれ始めたので外に出してみたのですが、雪がほんのちょっと降っただけで溶けてなくなったのを見たときはショックでした・・・。
ただ、寄植えでビオラの影になっている部分のアリッサムは、花が未だに咲かないものの生き残ってくれています。
最後に
今回は過酷な環境でも対策なしで冬越しできた花とローズマリーをご紹介しました!
あくまでも我が家での場合ですので、参考程度に読んでいただけると幸いです。
余談ですが、庭木の下を中心にダンボールマルチ(ダンボールを敷いた上に腐葉土などを敷き詰めるマルチング)をし始めました。
昨年も庭の一部にダンボールマルチをしたのですが、効果は抜群でその範囲だけは草も生えなかったです。
庭木の下に山のツタ植物が生えて寄生状態になっていたのがずっと気がかりだったので、ツタの根っこを必死で抜いて、その上からダンボールマルチをしてみました。
なにか進展などあれば、また紹介する予定です。
ツタを抜くのって本当に大変で・・・
庭木の根っこの下へ潜り込むように生えていたツタなんて、大変過ぎて途中で心が折れそうに。
でもその、ツタが庭木に太いツルをギュウギュウに巻き付かせて根っこの栄養を吸っている姿が金をせびるヒモ男のように見えて、怒りがフツフツと湧いてきて。
「もうコイツ絶対許さん!!」という怒りをバネに抜ききってやりました。
今回のダンボールマルチで少しは楽になると良いのですが・・・。
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